「凌美会展」が終了しました。
21人28作品の展示はそれぞれ個性豊かでした。
「大学生展なので奇抜な絵が多いのかな?と思っていたけれど、
皆さんしっかりとした絵を描かれていて立ち寄って良かったです」
と初めて凌美会展をご覧になった方の感想も頷けるような作品群でした。
抽象画も多かったので、想像しながら自分なりの解釈して見るのと
タイトルを見た後はまた違った見方もできたり。
実際、本人に解説してもらうと更に面白く
「今の大学生ってこんな風に物事や社会を考えたり
自己分析を表現してるのね~!」
と感心しました。
学生時代は体育会系気質の私は、のほほ~んとしていたものですから
深く考えてなかったな~!(笑)
私の二人の大学生の娘を比べてみても
私と同じくやっぱりのほほ~ん!
としているようにしか見えないので
年相応の外見とは違う凌美会の学生の思考が
「凄いね~!」
と急に大人びたように思えてくるのでした。
印象的だったのが
制作時間300時間のきり絵(右)と数時間の水彩画(左)
集中力をひたすら賭けて制作したシンメトリーなきり絵の力作
飲み会の明け方に見た月をイメージして和服女性を描いた感性
受付当番で二人が居合わせた時、解説を聞くと性格の違いに笑えました~!
真反対の作品ながらたまたま隣り合わせに展示されていた偶然も
必然に思えてくることが不思議?
どちらもそれぞれに味があり、学生展の面白さを感じました。
OBや先輩も熱心にアドバイスをしていました。
「絵はいつまでも描いた方がいい。きっといつか役立つよ!」
と社会人になってからも何かしらアートとの関わりを持つことを薦めていました。
また
学生の作品に関係する分野で有名な作家の名前を思い出したからと
わざわざ、後で電話連絡をして教えてくださったり、、、
先輩⇒後輩の繋がりは
凌美会展が開催される限り永く続いていくような気がしました。
今年は色々な場所で若者達と触れ合う機会に恵まれています。
それも仕事や進路の話になると神妙に耳を傾けてくれる
素直な若者達に出会っています。
学生時代を惜しむつつ社会人を目の前に進む期待と不安などを聞くと
微笑ましく感じてしまうのは
娘達と同じく、紆余曲折迷いながら自己を模索している青春時代の若者像に
エールを贈りたくなる気分になるのかもしれません。
頑張れ~~(^^)/
凌美会開催中に
「こんなギャラリーで作品を飾ることができただけでも
美術部に入った甲斐がありました~!」
という男子学生の言葉は
私にとって涙が出そうな位嬉しい一言でした。
有難う(^^)