私がフェイスブックというSNSを知ったのは昨年の夏。
娘が世界に散らばる海外の友達と連絡を共有するのに使い始めた頃。
最近、アカデミー賞でも注目されたフェイスブック誕生秘話の
「ソーシャル・ネットワーク」の映画も見ました。
発端は学生を中心とした若者達に情報が周り、一夜にして会員数が何千人となり、
当初は学生のみにサービスを限定されてしました。
2006年以降は一般にも開放された現在は世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSです。
友達の近況をチェックしたり、写真 をアップロードしたり、リンクや動画を投稿したり、知り合いと連絡を取ったり、、、、と人気のようです。
日本ではミクシーの方がまだポピュラーなのでしょうか?
昨日、日本に大変な天災が訪れましたね。
私は地震には全く気がつかなかったのですが、
神戸にいても座っていた人は揺れを体感したほど広範囲に被害が及んでいます。
帰宅途中のバスの中でも隣の女性達が、号外を片手に
「東京の親戚に連絡がつかない」
「仙台にいる友達に連絡がつかない」
と心配していました。
帰宅してTVを見ると、本当に凄まじい津波の恐ろしさが映し出されていました。
神戸の震災とはまた違った異様な光景。
でも人が見当たらず、
助けを求めている人がいないのは避難できたのかな?
とTVに釘付けになっていました。
そして誰もが地震の影響を少なからず受けている地域にいる知人の安否を気遣ったり、連絡が取れず心配されていた人もいると思います。
そんな時の若者達は
ミクシーでは娘の友達同士で
現在の自分の状況をコメントし合って安否確認をしていました。
震源地に近い仙台にいる学生は
「10分に1回の余震がある」
とコメントしていることで無事と分かりました。
交通機関が閉ざされた東京にいる学生達は
だんだん夜も深まり寒い中、
「今から家まで走って帰る。スタート!」
「就活で一緒だった子と神奈川から渋谷までヒッチハイクで帰ります。」
「ディズニーランドも水浸し。
でも皆安心して、防寒・防具も万全、大丈夫!」
と どこから手に入れたのか?赤い頭巾を被った自分の安全な姿を写真と共にアップ。
など他多数、、。
見知らぬ土地に偶然いて、携帯電話やメールが通じにくくても、
「こういう時ってSNSで色々な人と繋がって身近に感じることで、自分を奮い立たせたり、心細さを軽減しているんだろうな~!」
と感じました。
アメリカ・カナダ・スペインや中国などの海外の友達からも、ニュースを見てすぐにフェイスブックで安んずるコメントが寄せられていました。
世界のどこにいても友達の安否・近況が一斉に分かる、
友達の輪の活用法って
こういう災害の時にはSNSが本当に役立つって見直しました。
先月のニュージーランド地震から間もなく、日本列島を揺るがすような大地震。
神戸の人間としては16年前がよみがえって、涙が出てくる人もいると思います。
道が閉ざされている現状での難しい救出・救援のようですが、
少しでも早く、少しでも人災が少なく済めばと願うばかりです。
一つこんな視点を持つ東京の若者がいました。
「不況の渦が漂うこの日本で、
かつて、今日ほど都会の人達が
生き生きした顔に見えたことがあっただろうか。」
こういう災害時ですが、
日常の当たり前の平和な世の中にいた人々が改めて
「生」
を意識した時は
どこかエネルギッシュになるのかもしれません。
これが復興のエネルギーに通じるものでありますように、、、、