何必館を出て2つのギャラリーを見てから、本命のギャラリーH20を訪ねました。
1か月ほど前に送られてきたこのDM
開けると出てきたという感じのこの水墨画に、、、、、、!!!
「面白~~い!
こんな現代的な水墨を描く作家がいるんだぁ~~!」
このDMを送ってくださったのがこの作品に携わった表具師の村山秀紀さん。
村山さんとは本当に偶然お話したのがきっかけでした。
今ちょうど神戸の兵庫県立美術館で展示会が開催されている森村泰昌さん。
昨年、森村さんの書が掛け軸となっている作品を本の中で見ました。
その書の表装があまりにモダンで、、、、、
いつかこの表具師の作品をもっと沢山見れたらな~!
と思っていましたが、チラッと垣間見ただけなので名前も顔も分かりません。
でもひょうんなことからその1ヵ月後にお会いできました。
エスニックな香りのするアジアンテイストの額装が施された秋野不矩さんの作品の前で、作品を額装した表具師本人とは知らずに話したのが村山さんでした。
その村山さんがこの水墨をお手伝いをしている作品て、、、、
どんな風にコラボされてるのかな?
ワクワク(^^)
とてもとても楽しみにして
「きっと勉強になると思うよ!」
と墨繋がりの二人を誘って訪ねました。
ギャラリーに一歩足を踏み入れ、奥行きのあるBOXを見た途端、
「カッコイイ~~!!!」
他にも水墨の縦のラインとシンプルな額装や表装などモノトーンで統一された空間。
エドツワキさんの絵は女性にも見えるような抽象画。
細い線と墨のぼかし具合に不思議な空気が漂う作品。
「こんなスタイリッシュな水墨画って見たことない、、、、、」
なんだか新鮮な感動でした。
そしてモノトーンの絵を囲む枠もまたキリッとシャープなモノトーン。
黒を入れるラインの微妙な配分、素材の質感や切り替えのセンスが素晴らしく
また細部にまでこだわりが見てとれる発想力と技術力。
水墨画と表具のコンビネーションが絶妙!
作品は箱によって印象が変わります。
エドツワキさんと村山秀紀さんとお話をすると二人の性格って違うのだけど、
それが返って作品にとってはイイ関係に仕上がったんじゃないかな~?
という気がしました。
そして何より二人ともどなたにでも気さくで真摯な態度であることに敬服!
若手作家達の作品を熱心に見てくださったり、色々アドバイスしてくださって
本当に感謝m(_ _)m
刺激的な作品や見せ方となったことは間違いなく、意識も変わってこれからの制作活動にもますます意欲が湧いてきたようでした。
ギャラリーには茶室も併設されていて、にじり口からも見えるお軸は、都会的なセンスで床の間を飾っていました。
wonderful !
アート〇美空間Saga