渡米の文化と土着の文化が混じり合い、独自の文化がはぐまれてきた大分県国東半島。
神と仏が共存する神仏習合文化の発祥の地。
互いの異教を認め合い、共存するという独自の思想理念は世界でもあまり例がないそう!
この山道を登った所にある、不動明王を奉る岩屋。
両側がほぼ絶壁となっていて、ここに登るには恐ろしく狭い「馬の背」なる岩の橋があります。
でも晴れた日には山々や瀬戸内海に浮かぶ島など絶景が臨めます。
この五辻不動尊でちょうど護摩焚き祈願がされていました。
お坊さんさんが山々に向かって法螺貝を吹くと、遥か彼方まで響き大河ドラマのよう。
実際に間近に見聞きするのは初めて!感激~!
吹いてみるかえ?
と言ってくださり、挑戦!
ツバを吹きかけるように思いっきり強く、、、と言われましたが、うんともすんとも全く音が出ません^_^;
難しいもんなんですね~。
この岩山に東洋思想への造詣が深くインドやスリランカで仏教の修行を吹くと積んだというアントニー・コームリーの作品が自分が立って見た景色が見えるこの場所に、、、、と恒久設置されました。
昨年、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、現在は大英博物館の理事を務めている彫刻家です。
自分自身に石膏を塗りつけて全身を覆い、固まるのを待つあいだ、目を閉じ呼吸を止めながら瞑想する。
その時間の記録でもあるという彫刻作品。
雄大な自然の中、海をみつめる【魂の容れ物】
身体と心や空間、宇宙との調和や関係性、我々がなぜ存在しているのかという命題など、根源的な問いかけを投げかけています。
これから訪れる人々、この山道を登りこの作品の横に並びながらの風景から、何かを感じるきっかけになるといいですね。
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