先日のアドリア海の旅先で、思いがけずご縁となった和泉市久保惣記念美術館をこの度見学させて頂きました。
日本と中国の絵画、書、工芸品など東洋古美術を主に約11,000点を所蔵されています。
訪ねた時は浮世絵の常設展が開催されていました。
海、川、滝など水に囲まれた日本の風景の美しさ、豊かさを表現した浮世絵版画約70点。
以前、浮世絵を目的に世界有数の浮世絵を所蔵するボストン美術館まで遥々行ったことがありますが、展示されていたのは2・3点、、、「エー!そうなの?」とガッカリしたことがありました。
灯台もと暗し、近畿圏内でこんなに多く所蔵されている美術館があることを知り驚きました。
浮世絵版画摺り体験もさせて頂きました。
簡単な絵柄の物でもずれないよう重ねていくのが結構難しい~!
なので展示作品も版元によって色の出し方が随分違うことも納得できました。
今までとは別の観方ができるようになってきました
所蔵するモネの絵にちなんでという蓮の庭を通りぬけると
トパーズの大壁面から光が射し込み美しく輝く音楽ホールなどもあります。
そして広い敷地内に公共の川が流れているという珍しい景観でもあります。
この川を太鼓橋で渡ると茶室に導かれて行くのが、一層情緒深く感じられます。
ここに表千家の不審庵を写したという惣庵があり
今は足を踏み入れることはできませんが様子を拝見させて頂きました。
拝観後は皇太子御夫妻が来館されてお座りになった応接室の席でティータイムのおもてなし。
和泉市に寄贈した美術館なので、カップ&ソーサーにも和泉市と久保惣のマークが掛け合わされています。
美味しいケーキを頂きながら久保惣の歴史や綿織物の変遷、トヨタ自動車の関係なども伺え貴重な1日を過ごさせて頂きました(^^)
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