上田普書作品展が終了しました。
墨が動いている!
ひと筆で一瞬に書いたはずなのに、この奥行感=立体感、、、
書に携わっている人達でさえもうならせる!
どうやったら、こんな墨の表情が出るのだろう、、、?と
上田は手法を厭わず説明します。
でもそうそう簡単になせる術ではないことは長く書を志している人ほど解ります。
そして「滲みは失敗!」と教えられてきた人達には目から鱗。
文字のかたちや線のやわらかさ
筆のリズムから音が感じられます。
書というよりも抽象画として、観る人によってまた角度によって様々な物が見え隠れするのを楽しみ、しばし想像にふけっていました。
この展示はストーリー展開させているクラシック音楽を聴くかのように2時間費やして観てもらえたら、、、、という上田の思惑に乗ったかのように。
また先日のジャズとのセッションライブペイントの映像とその時の作品が織りなす闇空間は
光空間とはまた違った迫力と弾けた作品に皆さんが酔いしれていました。
「音が光に変わったらあんな感じになるのかな~!」と
お酒を飲みながらゆっくり鑑賞してみたい、、、という来場者も。
また書をクオリティーの高い衣類やアクセサリーに展開。
手描きで一枚一枚書いたTシャツやブラウス・ベスト・ジャケット・パンツなども販売。
特にTシャツは他にはない和を意識したオリジナル性の高いデザイン+それぞれ手描きの1点物というスペシャル感とお値打ち価格からオシャレに拘りの持つ方達から大変多くの受注をいただきました。
書道の会に属さず前衛的な作風を進む難しさを百も承知の書家達から
「これからも観念に囚われず頑張ってほしい!」
と夢を託す先輩達のエールの声を有難く受け取る上田には笑みが溢れていました。
更なる成長と飛躍が楽しみです(^^)
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