かがやき神戸「障害のある仲間の書道展」が終了しました。
不自由な体だからこそ思いもよらぬ線が出る!
意味が分からないからこそ無心な線が出る!
紙が揺れるままに字が躍る!
かがやき神戸の書道で漢詩や美しい言葉を書くのではなく自分が身近に感じる言葉・書いてみたい文字を探しています。
書く時にも筆を持つことや腕を動かすことに困難があり、複数のサポートを必要とされる方もいます。
その過程を経て、自分が興味のある言葉を表現できた作品には、書けるという喜びが溢れています。
窓から見える書を見て入って来られた来場者からは「障害者とは思えない!」という力強い作品に
「感動した!」という声が多々ありました。
今回初めて大きな紙に大きな筆で書いた喜びは、紙をも破る勢いからも文字そのものの意味に命が吹きこまれて、それが観る人に伝わっていったからでしょう。
サポートをいっさいなく自発的な表現作品<地蔵>
PCでは描けない字の形や線・かすれからは、グラフィックデザイン力のあるカッコいい作品が生まれていることにも驚かされました!
上手いというよりも味のある数々の作品から、ありのままの気持ちを「楽しんで書く」その大切さを、改めてしみじみ感じる作品展でした。
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