暮らしのクラフトゆずりは神戸展が終了しました。
東北の染織はDCブランドや海外ブランドを陰で担ってきました。
また東北の高技術・高品質な手仕事は京都の下請けとして出されていたことで、なかなか知られずにいたのでデパートでも見られない素敵な物がいっぱいでした。
今回はその中でも選び抜かれた布製品を中心に200点の東北の伝統工芸が展示されました。
いわゆる地方の民芸ではなく本当にセンスの良い工芸の品々です。
山葡萄の籠や裂織なども「デパートの半額位!」と目利きの女性達は良くご存じ。
今では原材料も手に入りにくく制作する人も少ない貴重な からむし織などの帯や反物もその手触りや細かさに「どれも素敵ね~!綺麗!」とため息が出るばかり、、、、。
シックで現代感覚溢れる品々は大人の女性にお似合い!着て、付けて歩くと振り返られそう。
丁寧でデザインも良い手仕事の裂織や刺し子の小物を同じ被災地ということで自分だけでなくお友達にもとプレゼント用にされる方々も多かったです。
日本在中で日本文化がお好きな外国人も東北の工芸の素晴らしさに惹き付けられていました。
厳しい気候や風土・貧しい生活の中から人々の工夫と知恵で生まれた北国の手仕事。
作り手の思いや生き方、暮らしの中で使われてこそ生きつづけ、そこには生活の足跡が見えてくる・・・
「ゆずりは」のように、末永く受け継がれ愛されて欲しい工芸でした。
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