3週間程前に神戸新聞から取材の依頼がありました。 読書エッセー集「次の本へ」の関連企画として、各分野の人々に「本から本への渡り方」という特集とのこと。
今回は自分の生き方に影響があった2冊の本のご紹介がお題でその本が繋がっていった理由などを聞かれました。
玉岡かおる著「自分道」2009年刊行
自分の生き方を貫いた女性たちの中でもラストエンペラーの実弟、溥傑に嫁いだ嵯峨浩(愛新覚羅浩)には動乱の人生を自分を見失わず生き抜く秘めた力強さや勇気を。
山本兼一著の「利休にたずねよ」2008年刊行
天下人・秀吉と対峙し切腹を命じられた千利休には「わしが額づくのは美しいものだけだ」という信念や普通は見過ごす物事に着目し、人と違うことを創り出す美学を。
日々接する作家やアートにも通じる共通点を笑いを交えながら記者にお話させていただきました。
そのインタビューを受けた記事が先日新聞掲載されました。
私と2冊の本との関わり方と2冊の本の繋がりを、どう解釈されたかな?と思っていましたが、記者の語りの最後は「作家との二人三脚は続く」で締めくくられていました(^^)
大きな紙面だったせいか来場者からも「見ましたよ!」と声を掛けられます。
私も今回の取材で、本から自分の仕事の意義や生き方を学んだことを振り返る良い機会となりました。