ゴールデンウイークは五月晴れに恵まれている関西ですが皆さんいかがお過ごしですか?
故郷で幼い頃、遠い懐かしい記憶にある流鏑馬を京都下賀茂神社で見物しました。
的は3つ、馬に騎乗して気合いを入れた声を発しながら、走り抜ける間に次々に矢を換えて射抜く早技!!!
早すぎて見過ごしても「パーン!」と音がすると命中したのが分かり、拍手喝采!
一矢ではありません。3矢です!!!
手綱を放して乗るだけでも大変なのに、、、
「凄~い!」
体幹力は鍛錬の賜物ですね。
フランス人が一人騎乗して、的を射抜いていました。
きっと日本文化に心酔し精進して努めてきたのでしょう!
子供の頃に見た想いとはまた違って日本伝統の素晴らしさを改めて感じました。
その後、日本文化に心酔していたというデビッドボウイや谷村新司が愛でた庭のある正伝寺を訪ねてみました。
京都の洛北西加茂にあり、観光客も少ないひっそりとした山奥あります。
山門をくぐり山林を歩くと鳥の鳴き声が清々しく響き渡っていました。
苔むした参道を登り正伝寺本堂に一歩踏み入れると
小堀遠州作庭の白砂敷平庭でサツキの刈り込みによって七五三調を表現した枯山水。
はるかに比叡山が借景に、、、心の静けさが味わえます。
そして関ヶ原の戦いで伏見城に立て籠もった約380名が割腹し果てた廊下を方丈の天井にした血天井。
今なお、板上におびただしく残る血痕が痛ましい。
その悲惨な武士道と禅苑の静寂の刹那にデビッドボウイも涙したのかもしれないな~?
と私も赤い毛氈の上に腰を降ろして、連休の雑踏を離れしばし時も忘れて眺めてきました。