ラスベガスからグランドキャニオンに向う途中にルート66のキングマンに立ち寄りました。
20世紀中盤の映画や音楽の中にも多く登場し、多くの人々に愛された道沿いでわずかに残っているショップ。
アメリカのポップ・カルチャーの匂いが感じられて
古き昔のカッコイ~アメリカンスタイルが垣間見られますよ。
さてこれがグランドキャニオンです!
グランドキャニオンって京都から東京までと同じ長さなんですって!
私達が見ている国立公園はそのほんの一部ってことなんです。
崖に立って大峡谷を見渡すと、自然の巨大さと美しさに日頃の私達の存在が小さなものに感じられます。
色々な公園内のポイントをシャトルバスを乗り継いで見て周り、太陽の光と風と雲によって影が長く伸びて地層の色が様々に変化していく姿を眺めました。
一番変化するのが日の入りと日の出。
日の入り前は夕焼けのように赤く染まる地質がとても美しい!
日の入り15分前まではノースリーブでもOK!の夏の暑さが
急に、台風の中にいるような強い風が吹きつけて飛ばされそうになりました。
急変する山の天気と風で体温が奪われる様は
「山での遭難ってこんな感じなのかな~!」
と体感。
翌日は日の出を見るため4時に起きポイントに行って待ちかまえました。
太陽が顔を出すにつれ眩しさが増し峡谷の壁の色が刻刻と変わり行く様を眺めました。
日の出を見たら早朝の内に谷底に向ってハイキング。
でもその前にちょっと朝ごはんのマフィンを朝焼けを見ながら食べよう~っと!
穴場のスポットだったのでまだ人も数人いるだけ。
そこへどこからかリスくんが来ました。
外人男性が私に
「ちょっとマフィンあげてみて。」
と合い図してきました。
でもここは国立公園で動物にエサをやって見つかると$500の罰金なんです~!
渋る私に催促。
困ったな~!と思いながら、ほんの一かけらだけ男性に渡しました。
リスくん、とっても美味しいそうに立って食べるんです。
リスくんは味をしめて、マフィンはどこ?と私の膝にのってクンクン探し周りました。
とっても可愛いけど、食べさせてはリスくんのためにはいけません!
でもいつの間にか、観光客が周りにどんどん増えてきて、、、シャッターチャンスと喜んでいました。
私の手の中のマフィンをまたあげてみて、、、、という皆の懇願するような目 ^^;
誘惑を断れず、マフィンをまた男性にあげて、、、、私は退散しました。
ハイキングは広大な景観が間近に楽しめて写真を取りながら谷に下りていきます。
時々、滑りこけそうになりながら岩を見上げ自然の雄大さに圧倒されました。
途中、ロバのライディングは迫力満点!
でも急勾配があった分、帰りの登りを考えると、上りは下りの2倍はかかる!と言われていました、、、、恐怖!
帰りは黙々と前を見つめながら足を動かすだけで、、、やはり、疲れました~!
でも下りの2倍かかる所をなぜか1/2の時間で頂上に戻れてひとまずホッとしました。
壮大な峡谷を太陽の光が変わりゆく様を堪能し癒された偉大なるグランドキャニオンでした。
では次回はニューヨーク編です。
アート〇美空間Saga