大阪歴史博物館で開催中の特別展「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」に行ってきました。
現代のマンガは、日本発の文化として世界的に受け入れられています。
このマンガの可能性を大きく広げた「マンガの神様」、大阪府出身の手塚治虫と、
そのマンガを育て上げた「マンガの王様」、宮城県出身の石ノ森章太郎。
この二人のマンガ家に焦点をあて、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「サイボーグ009」、「仮面ライダー」など代表作の原画や映像作品等を通じて、二人の歩みを紹介し、戦後のストーリーマンガの誕生から、アニメ・特撮などメディアミックスに拡大するマンガの進展が紹介されています。
私も小学生時代は漫画大好き娘!
お小遣いの大半を週間・月刊コミックスにつぎ込んでいました。
女の子なので、リボン、マーガレット、なかよしetc....だったので、
手塚治虫や石ノ森章太郎の漫画は映像配信のテレビで見ていました。
毎週日曜日の朝に楽しみにしていたリボンの騎士。
男の子と女の子の二つのこころを持ってしまった王女サファイアの恋と冒険を描いた少女マンガ。
手塚が幼い頃から母に連れられて観にいった宝塚歌劇の影響が色濃くみられる作品とか!
そういえば夢中で読んでたベルサイユのばらの原型はこのリボンの騎士
かもしれません。
そしてこれが宝塚で舞台化され大ヒットに繋がっていったかも、、、
マンガの影響力を振り返り、“マンガのちから”の源流を探るという
コンセプトに共感する想いです。
他にも多々ありますが
手塚治虫の鉄腕アトム
21世紀の未来を舞台に、10万馬力のロボット少年・アトムが活躍するSFヒーローマンガは
科学と人間のディスコミュニケーションがもたらす悲劇を描き、読者に警鐘を鳴らしていました。
約50年前に描かれたものですが、現代のロボットの目覚ましい進歩から意志を持つロボットの存在もそう遠くないように感じてきます。
石ノ森章太郎のアメリカの科学雑誌『LIFE』の宇宙で暮らせる改造人間の記事に触発され描いたサイボーグ009。
武器商人「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」によってサイボーグに改造された島村ジョー(009)と8人の仲間がその能力を使って活躍する物語も、こんなに科学の進歩が目覚しくなると夢物語ではないかもしれませんね、、、、。
この二人を含め、今は大作家となっている漫画家達が一緒に住んでいた『トキワ荘』が再現されていました。
昭和な雰囲気が何ともいえません。
ここから夜な夜な奇想天外、色々な発想が飛び交っていたのかも。
今でいうとシェアハウスですね( 笑 )
博物館の近くにこんな昭和な駄菓子屋を発見!
古き良き時代でもありますね。
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