秋の詩 ~Chanson d’automne~が終了しました。
会期中は沢山の皆さんで賑わい、藤田さんの主だった平面作品は全て御嫁に行った予想以上の箔アートの売れ行き!
それは今展の藤田作品の成長が物語っていました。
卵を食べることから殻を集め素材から額の装飾から全て手を施した半立体作品
ガラス絵に卵の殻をコラージュされた初試みの作品
箔とガラス絵の特性を活かして絵に遠近感と透明感を出した作品
手工芸から脱したアート作品にしたいと積み重ねていった努力と自らが開発した技術・学ぶことができない発想力が皆さんの評価に数字としても表れたようです。
主婦作家として地道に主宰の各教室での生徒指導や展示会・主婦業・介護から孫の育児サポートと毎日の忙しさの傍らでの新作約40点の制作と、、、、様々な場所で生きる姿を知っている人達はその頑張りに、またそれを知らずとも数度のSagaでの展示作品の成長をご覧になっていた方達などが、、、彼女に声援を送りたくなったのではないでしょうか。
山田氏の陶を初めて観る人はほぼ100%、陶芸とは分からないほど!
難しい気品のある赤と削ぎ落した完成度の高い造形の素晴らしさ。
でもこれを作る陰にはどれだけの手間と良い材料かということを推し計り、そのリーズナブルさにかえって驚かれる皆さんの目も確かだということです。
スタイリッシュな作風に今展では、手にとるとほっこりするような丸い優しさや
女性好みの可愛らしさのある杯も
加わりました。
一つだけテーブルに置いてあっても落ち着いた華やかさで元気が出てきそう。
作風や名前から女性作家と間違われますが、190cmほどの大きな男性作家(笑)
日常の生活をお洒落にゆとりを感じさせる大人な作品です。
お互いの相乗効果で、作品展全体が引き締まって見えたと大好評!
その中でシャンソンを聴きながらお茶を飲むひとときを楽しんでいました。
初めての顔合わせながら、シックさ+艶やかさの二人の作品の相性の良さを改めて皆さんが感じていただけた作品展でした。
アート〇美空間Sagaサイト