神戸の塩屋は淡路島を一望できる丘陵地で戦前に外国人専用に開発された住宅街。
その中で一際目を引く玄関には灯篭や松と和風ですが、車寄せもある約80年前のスパニッシュ・スタイルの建築の邸があります。
内部は英国の伝統的なスタイルの家具や照明、ステンドグラスが美しく輝くホール。
地下には
ビリヤード場に
帆船やプロペラ機の模型のあるバーラウンジ。
2階から螺旋階段を上ると
明石大橋や紀伊半島・大阪まで360度一望できる素敵な展望台。
敷地内には
美しい数寄屋風の東屋まであります。
震災前までは瀬戸内海の海水が引き込まれていた屋外プールを
現在は飛び込み台を池と滝にリノベーションしバーゴラ風の休憩空間として設えられています。
戦争や震災そして相続などで神戸の和洋折衷の素晴らしい邸は無くなりつつありますが、こちらも進駐軍に接収されたり、大企業の自宅やその迎賓館になったり変遷修復されながらも、神戸に良く残っていてくれたものだと、、、、歴史の歩みが感じられました。
北野に次ぐ西の異人館街を誕生させた神戸で最も成功した外国人ジェームス氏の自邸をゆっくり散策させて頂きました。
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