先日のこと、何気にTVを付けたタイミングに、偶然にもイラストレーターの中川学さんが以前お知らせ頂いていた京都立命館大で開催中の心さんの展示会の様子が放映されていました。
中川さんの描いた絵本「世界で一番貧しい大統領」のムヒカ前大統領は日本にも来日され大人気となり、絵本も何度も売り切れが続き増刷されていました。
単身バックパッカーで世界を周り、あてもなく最後にムヒカさんに会いに南米に行った心さん。
幸運にも希望が叶いインタビューが実現しました。
そして大学生としての在り方や今後の就職などムヒカさんからの助言に感銘を受け、帰国後も生き方や考え方に影響を受けられたようです。
<人間の幸せ>本当の幸せって何?
大学生には、 お金や消費、競争以外に大切なことは「大学も大人も誰も教えてくれない?!」世の中だそう。
勿論、大人達も幸せさがしをしている人が多いと思います。
それぞれの価値観の違いも大きいし、結局は「幸せはいつも自分の心がきめる!」
だからこそギャラリーでは日々、作家達は何が大切か表現している人が多いのだけど、、、
社会に出る前だからこそ大学生達もArtを観て、そこから何かを感じとる心を育ててくれたら良いのにな~❣
紀光個展-散華-が
10月31日(土)~11月8日(日)
11時~18時(最終日15時まで)
に開催されます。
Sagaで2度目の個展となる紀光(Aki)。2016年の個展では、「始まりの青」と題し青色の作品に絞り込んで展示しました。それまでの制作態勢を一新したいと望んだこの時の展示が現在、彼女の制作基盤となっているそうです。
あれから4年経ち、これまでの制作総数は800を超えました。
そしてそれらはほぼ処分し手元には残していません。
それは身辺の変化や出来事によって、無くすときにこそ「在る」ことの意味を強く感じるようになったからです。
今回、青の作品から派生し展開した「散華」のシリーズは自己対峙の作品です。
散華とは仏教の儀式において花を撒くことですが、花の香によって鬼神を追い払う意味もあるそうです。
これまで「散華」をテーマに描いては密かに捨ててきた、、。
人目に触れず無くすことも制作の一過程であると考え、生まれては消えてゆく、、、。
散る様こそ「生」を感じとる一瞬!
Akiが筆を持たず手で描くのは、沸き上がった色彩や感情をありのままに、そして直接的に表すためです。
制作は、彼女にとって一つの祈りであり平和を願う「散華」です。
コロナ禍で揺れるこの時に、「散華」を展示させていただくことに運命的なものを感じていますし、その場がSagaであることに身の引き締まる思いでいます!
というAki。
今回の作品展では、「散華」をテーマに展開した抽象画を色彩・形・空間に再構成し、独りでゆっくり鑑賞できるインスタレーション的展示もします。
どうぞコロナを忘れて心静かなひと時をお過ごしください。
アート〇美空間Sagaサイト
未来箱が終了しました。
台風で天候も覚束なくなる中、人数制限で入場をお待ち頂くことも何度かあり、沢山の方にお出掛け頂き有難うございました❣️
未来箱は未来へのメッセージ、、、難しいテーマに取り組んでくれた20名。
大きな作品や数が多い展示ではありませんが、一作品一作品が丁寧にコンパクトにメッセージを伝えているので見応えがあり、本来の作風とは違う制作をされている人が多く面白かった!と好評でした。
つまりは作家達が真摯にテーマに向き合い制作された良い展示!とのお褒めも頂きました。
ジャンルや素材が違っても偶然にも同じようなコンセプトの作品や
モチーフが同じでもメッセージの意味は反対だったり
来場者も作家達の箱の中で展開されている意味や表現の多様性に関心していました。
各自のメッセージや新しい試みが皆様の心に届いて良かったです。
アートは精神性の格闘技と言った作家がいます。
自分自身の主義主張、制作に対する自信の確認・半面弱さだったり、
周りからの批評・世間との価値観との違いに対してどのように自分を確立していくか?
若い作家は先輩の制作の姿勢や続けて行かれる様に勇気づけられ、先輩作家は若い作家の今を切り取る頭の柔らかさや尖がった目線に刺激を受け、、、
最後の参加作家だけの懇親会でも話が盛り上がり切磋琢磨しあえる作品展でした。
この広大無辺な宇宙の中で、たったひとりだけのあなたの存在。未来へ自身の物語をつくるため踏み出すメッセージを託した未来箱展。
5月の展示予定が10月に延期になり、本日3日から11日(日)まで開催されています。
コロナの緊急事態宣言の渦中、開催をどうするか迷っている時に励まされたある参加作家の言葉です↓
ギャラリーは一つの「未来箱」だと思います。未来への希望と不安・過去の反省と郷愁など、ないまぜにして制作は在るのだと思います。言葉だけでは表せない思いや感情が作品となり、観る側が思いを乗せるのであればギャラリー自体が常に「未来箱」であり、未来への問いかけの場であると考えています。メッセージ性の強い企画展になると思います。
(ないまぜ:いろいろなものをまぜ合わせて一つの物に作り上げること)
今展ではキャプションと共に箱に託す20名のそれぞれの秘めたメッセージ!を添えて展示しています。
直接作家から説明を伺うと尚更「なるほど深い!」と感心される来場者。
コロナが起こることを全く予想していなかった時に制作していたはずなのに、、、今まさにピッタリのコンセプトメッセージの作品群。
未来への警告
未来への夢や希望
また秘しているかのように作品が見えそうで見えない作品も、、、
想像力を働かせて、未来に物語を繋げながらご覧になってみてください。
技術力や質が高く、面白い作家揃い!の作品展となっています。
異ジャンルを見比べにお越しくださいませ。
アート〇美空間Saga
大人kawaii Vol.8が盛況に終了しました。
コロナの中、人数制限のためとはいえ、どれだけの方がご予約してまでも来て頂けるか少し不安に開催の告知された作家達だったと思います。
そんな懸念を上回り沢山の方がご予約くださり、また新聞を見て遠方から遥々神戸まで楽しみに来られた方が例年より多いことにも驚きました、
作家達も多くのお客様に作品を見て頂けた事をとても有難く益々今後の励みとなったようです。
また、同時に混雑せずにゆっくり観覧できた事もあり、コロナに関わらず今までの大人kawaiiの中で一番の売上にも繋がりました。
繊細で美しく技術力に磨きがかかり驚きの声を与えていた工芸作品
ステンドグラス
クロスターアルバイテン
時世にあったアイデアや使い勝手など試行錯誤が伝わりハイブランドをオマージュし話題となった作品
バッグ
レザー&ニット
制作のコンセプトの説明に惹きつけられお客様同士も一緒に楽しませてくれた作品
ビーズ刺繍ジュエリー
デコパージュ
初参加でドキドキながら、沢山の刺激を受け今後の制作の意欲が高まったという新メンバー達の作品
シルバージュエリー
ストリングアート
ポリマークレイ
アクセサリー
コロナの中でも、皆様の笑い声や感謝の言葉・是非次も一番に来たい!というお声を頂くことで作家のモチベーションは日に日にアップしていきました。
そんな作家達の感想を代表するようなコメントを頂きました。
今年は皆さまが楽しんでお帰りになる様を拝見し、頑張って参加させて頂き良かったと思いました。
9名の作家達様との交流も、クリエーター同士だから分かり合える何気ない会話の中や、お客様との
会話の中にも参考にしたい部分や学べる要素が沢山あり、物づくりの糧として参りたいと感じました。
ギャラリーオーナーの最終総評では、
「決して価格が安価だから売れるのではなく、作家自身が楽しんで
物づくりそする。その姿勢がお客様にも不思議と伝わり、少々値段が張るものも欲しいと思って
頂ける事を改めて知ることのできる回だった。」
というものでした。
ひとつひとつ、どんな想いで制作してきたかなど、私を含め全てのクリエーター様が丁寧に
お客様へお伝えできる場としてコロナの状況下でも、開催して頂いことを改めて感謝申し上げたいと思います。
作家達と来場者が一緒に楽しまれ、コロナを忘れるひと時になりました事、Sagaとしても本当に嬉しく、
皆さまに心より感謝した作品展でした。