ドイツクリスマスフェアー2018が終了しました。
今年も遠方から楽しみに連日開廊30分前から待たれているお客様で賑わっていました。
いつもアットホームなヴァルトさんやスタッフ達のおもてなしと話題で、時間を経つのも忘れてドイツビールを飲みながらゆっくり心ゆくまでご覧になられる雰囲気です。
細々とした小さな品が多いので2日間かけて飾り付けます。
こんなに緻密な手仕事と小さな品を根気良く整然と並べられているのにはいつもながら感心します!
その成果もあって、お客様から「Sagaさんでヴァルトの品々が飾ってあると自分達が飾る状況が想像しやすい雰囲気で素敵だからいいわ~!」というお声が多いとヴァルトさんもご満足♬
本当にどこを切り取っても可愛い~!展示の仕方です。
一品一品にストーリーが感じられるので、どれを組み合わせてもまた違った雰囲気になりそうです。
来年の干支にピッタリの動物達も
その他の動物ファミリーシリーズも毎年増やしたくなりそう!
また新作のこんなスタイリッシュなスケルトンの鳩時計も。
ドイツ職人にも時代に沿った新しい風が吹いているようです。
今回はプロジェクターでドイツの街や工房の様子も映し出されていました。
1919年生まれの高級ウッドアート工房は来年は100周年を迎えます。
きっと来年の新作にも力作が揃いそうですね♪
先日、大阪茶屋町一帯で開催された<キャンドルナイト>
今年の2月にそのイベント企画関係者から作家紹介依頼がありました。
15組のアーティストによる光のアート。
来場者からのアーティスト投票があり好きな作品看板にシールを貼られその数でグランプリが決定し、後日主催の阪急電鉄本社で展示されるとのこと。
そこで1月のグループ展かぶきmono参加者の中から紀光さんの作品を推薦して選出されました。
紀光さんのかぶきmono作品をどんな風にバージョンアップできるかが楽しみにしていました。
また今まで何度かSagaで作品展時された桑山真弓さんや藤原千晶さんも選出されているので、3人の作家の応援に行ってきました。
昼間の設営中に栄養ドリンクを差し入れると、お天気も良かったこともあり、
「元気が出てきた~!」
と美味しそうに一気に飲み干していました。
設営中の昼間と点灯後の夜の各作品を見比べてみると、
揺れるキャンドルライトの加減は置き方で作品の表情や色彩の見え方が、昼と夜と随分違ってくるな~!
と勉強になりました。
茶屋町一帯にキャンドルが広がって、インスタ映え!とスマホで作品の周りはいっぱい!
設営大変でしたが、大勢の来場者の撮影姿を作家達も誇らしげに楽しんでいました。
Sagaの仲間達も応援に行ってくれたみたいで、心強く嬉しかったと思います。
後日、結果のお知らせでは
グランプリは<鱗組さん>
写真撮れない位人だかりでしたから納得!
2位は<桑山真弓さん>
3位は<kon –garaさん>
作家はもとより企画関係者やスタッフの皆さんお疲れさまでした~!
また来年の開催に向けてどんな作家が選出されるか楽しみです(^^)
漆二人展 下條華子・永守紋子終了しました。
これが漆?!
女性らしいしなやかさとパワフルさに圧倒される闇空間。
作品の中の艶やかさとワイルドな質感の対比が、「かっこいい~!」と思わず声に出る来場者。これは水?何?
覗きこむ程、その透明感の奥に見える物を探すために、ついつい吸い込まれ引きずりこまれるような感覚に陥りそう、、、、
生と死の狭間にいるかのような永守紋子作品。
また反対に
再生し新しく生まれ出るパワーを感じ
そして金属のようなクールさが漆とは思えない質感や色彩を放つ下條華子作品。
昔からの工芸としての黒と赤の漆という概念が吹き飛び、漆の新しいアート作品として世界にも通用していくのではないでしょうか!
JAPAN=漆がどんな素材にも多様する可能性に驚きは留まりません。
アート作品だけでなく器に施された溜息がでるほど繊細な加飾の美しさとセンス。
そして錆び+琳派の趣がミックスされとってもモダン!
二人の違った魅力が一つの空間を共有することで、漆の魅力が倍増されていました。
これからもっと高く高く飛んでいける、、、そんな作品の数々が展示された作品展でした。
ドイツクリスマスフェアー2018が
2018年6月25日(月)~27日(水)
10時~18時(最終日16時まで)
に開催されます。
ドイツの小さな木工芸品とドイツの伝統の機械式鳩時計を1999年から、各工房より直輸入販売をしているヴァルトさん。
Sagaでは今回が3回目となる展示会です。
ドイツに行かないと見られない鳩時計・錫製品なども含めクリスマス向けのミニチュア人形、繊細な木彫り、かわいい木製人形など、バラィティー豊富なエルツ製品約300点が展示されます。
今年もとても可愛い木工芸品の新製品が並びます。
創業1796年の老舗錫製品工房ヴェルヘルム・シュヴァイツアー。ドイツ ミュンヘンの近郊の村ディーセンで、作られる錫を使った製品です。
見ているだけでワクワクし楽しく色鮮やかで丁寧な色付けと、繊細で美しいデザインが特徴のドイツ伝統工芸品の錫工房です。 800種類以上の作品があり、季節によってお楽しみ頂け、また一つずつ集めていきたくなるシリーズです。
是非、本場ドイツの工芸品をご覧になってください。
漆二人展 下條華子・永守紋子が9日より開催、終日賑わっています。
漆の作品展は神戸では少ない!
漆は器という概念を捨てるととても落としても割れにくい軽いオブジェ。
JAPANの称号を持つ日本の工芸のトップと言えます。
下條の作品には芯の強いカッコ良さ!から年月を重ねて来ると、丸みの中に触れたくなるような柔らかさを感じるようになりました。
立体の中に空気感を感じつつくとパーンと割れてしまうような軽やかさ。そして銀箔や銀粉が施され、それがクールさを醸し出しています。
幼子に接している母の優しさと強さを両方兼ね備えてきた美しさというような、、、。そしてどこか茶目っ気もあるような作品も展示されています。
男性以上に環境に順応し自然と変化していく女性としての成長が作品に表れているようです。
永守の作品には、シックな色調に一見シンプルな加飾。でも作品のどこかに可愛らしさやユーモアが隠されている。見る者がそれを見つけだした時の驚きと喜びを思い描きながら作品に施しているかのようです。
あたかも部屋の借景になるかのように奥行と広がりを感じる作品は月日が経つほど色彩が鮮やかになって透明感が深まり作品の移ろいを楽しめます。
「こんな漆の世界は初めて!」と言われる来場者も、、、
女性ならではの可憐な発想と女性とは思えない力強さとを味わって頂けているようです。
器としても活用できるオグジェの漆の面白さや奥深さをどうぞご覧になってください。
6月17日(日)までです。
どうぞお見逃しなく!